ワンルームマンションのキッチンは、ただ最低限の火と水の機能があれば良い、という考え方で付属物程度に作られていますが、シェアハウスにとって「食」をつかさどるキッチンが、「ともに暮らす空間」の中でいちばん大切な場所になることは、当初からプロジェクトメンバーの皆さんと共有してきました。
キッチンを既製品とするか、造作であつらえるか、という点でもメンバー間で議論が分かれました。あえて言葉にすると、
- 既製品:安心・見たこと、使ったことがある。
- 造作品:出来上がるまで想像しにくく、使い勝手含め不安な存在
- 既製品:どこにでもある存在・無味乾燥で交換可能な価値
- 造作品:ここだけにしかないモノ・関心と興味、感性をくすぐる存在
という考え
様々なポイントを議論し、シェアハウスZEZE大阪にしかない暮らしを提供する上で、物語があって人々の感度に訴えかけるキッチンでありたい、という想いから、造作キッチンを採用していただきました。
一級建築事務所
株式会社スウィング
| シェアハウスZEZE大阪の議事録
- 2017/11/22(木)13:30~
- 場所:シェアハウスZEZE大阪、建築現場
- 議事録作成:株式会社スウィング 姉崎
| 確認事項
- ネット・電気・ガスの引込・開栓時期:1/20頃
- 造作ソファの張地UP8392に決定
- Library Livingのカウンター奥行寸法は400に決定
- 各室の仕上げ・照明器具の方針について確認 ※各部の仕上げは12/8までに決定したい
- キッチン壁面の照明を確認
- キッチン・リビングのイメージパースのデータをメールで送る
- 各部屋のサインの仕様に合わせた見積りを提示する
- キッチン横のニッチと掲示スペースの展開図を確認
- 次回打ち合わせ:2017/11/30(木)13:30~
|造作家具等のリスト
- カウンタースツール
- スツール
- テーブル
- インナークッション
- 下駄箱
- キッチンカウンター
- 洗面台
- 本棚
- ソファ
| 施工打ち合わせ事項
- 玄関庇の納まりの方針を提示
- 階段・Library Livingの手すり、吊り方の方針を提示し、施工図の提出を依頼
- 建具の詳細・施工図、枠は確認済み。建具本体の詳細については継続して打ち合せ
- 照明器具の点灯し確認
- インターホンカバー等の取り付け方は実物を見て再検討
- 階段と壁を目透し見切材を確認
- オーク(ナラ)の突板サンプルを確認。節ありでもう少しラフな表情のサンプルの再提示を依頼
- 次回定例時に外壁のビス留め状況を確認
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