街中(本敷地は住宅街)に佇むシェアハウスZEZE大阪に相応しい外壁仕上げは何か・・。それは「シェアハウスがどうあってほしいのか」を巡るクライアントと私たちとの意識上でのやり取りでもありました。
住宅の場合は住まい手の個人的な趣味嗜好がストレートに反映されがちですが、シェアハウスは、もう少し広く社会性や共感を得なければならないという認識で一致しました。
木造なので、多くの選択肢がある中、「耐久性・美観性・コストバランス」の点において、ガルバリウム鋼板を選択しました。
コスト面では商品化住宅でも広く採用されているサイディングも候補に挙がりかけましたが、素材そのままではなく、うわべの体裁で見た目を取り繕うような商品性が、本件にそぐわないとの判断で却下しました。
「安っぽい冷たい倉庫のようにならないか」という点でクライアントから危惧されたガルバですが、波のサイズ(大波の縦張り)やカラーリング(艶を抑えたマットなベージュグレー)、コーナーの納め方などの細部を吟味し、現場の風景の中でサンプル確認をすることで、ご理解を得られたと思います。
住宅街特有の景色の粒立ち(小さな建物で通りが隙間なく覆い尽くされている様子)と、ある一定の距離感を保ち、建物の存在を少しだけPRしながらも、親近感のある素材(昔から街並みに存在するモノ)として、選んで正解だったと思っています。
一級建築事務所、株式会社スウィング
| シェアハウスZEZE大阪の新築工事、議事録
- 2017/09/19(火)13:00~
- 場所:シェアハウスZEZE大阪、建築現場
- 議事録作成:株式会社スウィング 姉崎
軽トラ風テーブルで打ち合わせ。株式会社スウィングの 金山先生、姉崎先生のいつもハートに刺さる提案に目から鱗がポロリ・・・。
| 本日の確認事項
- 外壁ガルバリウム大波と小波の印象確認
- 外壁ガルバの継ぎ目位置
- サッシュのクレセント高さ(防犯考慮)
- サッシュのガラス種別
- Library LivingのFIX窓をLow-e高遮熱型にする
- 巾木は、L型の樹脂製もしくはアルミアングルを反転して設置することを検討
個室内はメンテナンス性を重視して付け巾木にて検討 - 各部屋のビニルクロスやPタイルは部屋ごとに変える要望あり
- 置き家具の予算の確定をする
- 株式会社スウィングによる配筋検査の日程9/20(水)16:00~
- 次回打ち合わせ:2017/9/25(月)15:00~
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