大阪シェアハウスの運営スタッフSHUです。
シェアハウスで働く私が気ままに連載小説を書いております。
「シェアハウスってどんなところ?」「どんな暮らしがあるの?」
この小説はそんな方へ向けて書いています。
ときどき実話なフィクションです。
一緒にシェアハウスの暮らしをのぞいてみませんか?
シェアハウスで起こる素敵なことが少しでも多くの人に届いたら、そして豊かな暮らしを多くの人に。
|前回までのお話
- 【TESEN文庫 第1話-2021/01/12】
私シェアハウスするみたい。 - 【TESEN文庫 第2話-2021/01/27】
空と宙の違い。 - 【TESEN文庫 第3話-2021/02/22】
選ぶということ。 - 【TESEN文庫 第4話-2021/03/10】
3年目の彼とクールとクレイジーの履き違え。 - 【TESEN文庫 第5話-2021/03/23】
私の家の庭の草は伸びが早い。 - 【TESEN文庫 第6話-2021/04/11】
月の満ち欠け。 - 【TESEN文庫 第7話-2021/05/03】
小さな灯りの不思議。 - 【TESEN文庫 第8話-2021/06/21】
つゆはじまり。 - 【TESEN文庫 第9話-2021/07/08】
梅雨の中休み。
大阪が梅雨入りした。
昭和26年からの観測史上、最も早い梅雨入りみたい。
その年はサザエさんの連載が始まり、第1回紅白歌合戦が放送された年だ。
日曜日には「サザエさん」を見て、迫る月曜日に失望し。
大晦日には紅白歌合戦を見て、時の速さに大失望する。
日本人の生き方は、70年前からあまり変わっていないのかも。
実は江戸時代には長屋があり、シェアハウスのような生活をしていたと聞いたような。
シェアハウスのスタッフがそう言ってたような。なかったような。
シェアハウスは新しい暮らし方だと思っていた。
もしかしたらこれは昔からある暮らし方。
だから田舎育ちの私は、この生活にすんなりと溶け込むことができたのかも。
家に帰れば誰かがいるという安心感。1人にして欲しいと思う時も、あるっちゃある。
先週からずっと雨。。
誰も知らない雨を聴くスポットがある。
シェアハウスの裏にある隣の民家との間。
よっぽどの横殴りの雨でなければ濡れない場所。
人、1人がやっと入れるような場所。
定期的に頭の中のごちゃごちゃを捨てにくる場所。
今日もそこでゆっくりしようと思ったら、
いつもの私の場所に上の空の彼がちょこんと座っている。
続く。
|前回までのお話、これからのお話
- 【TESEN文庫 第1話-2021/01/12】
私シェアハウスするみたい。 - 【TESEN文庫 第2話-2021/01/27】
空と宙の違い。 - 【TESEN文庫 第3話-2021/02/22】
選ぶということ。 - 【TESEN文庫 第4話-2021/03/10】
3年目の彼とクールとクレイジーの履き違え。 - 【TESEN文庫 第5話-2021/03/23】
私の家の庭の草は伸びが早い。 - 【TESEN文庫 第6話-2021/04/11】
月の満ち欠け。 - 【TESEN文庫 第7話-2021/05/03】
小さな灯りの不思議。 - 【TESEN文庫 第8話-2021/06/21】
つゆはじまり。 - 【TESEN文庫 第9話-2021/07/08】
梅雨の中休み。
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