敷地に余裕がないシェアハウスZEZE大阪では、当初から空間の縦方向の利用を検討していました。ワンルームマンションでは得られない空間体験からの訴求効果も、事業計画上での大切なファクターであり、平面で得られる広さ感の工夫と合わせて、縦方向への展開も設計上おおいに時間を割いて検討しました。
平面上での工夫は、廊下・階段・玄関という従来は移動のためだけの機能をリビングと一体化させて、すべてがリビングであるという考え方で効率化させたこと。個室をでた時点からリビングの一部分に出ることになり、人の気配やあたたかさを感じることができます。
天井高をできるだけ確保したのも、階段の踊り場を第二のリビングとして有効活用させてみようという発想からです。ただ移動するだけでなく、移動中も寛ぎやコミュニケーションを誘発していく空間こそが、シェアハウスに相応しいのではないかと考えました。
一級建築事務所
株式会社スウィング
| シェアハウスZEZE大阪の新築工事、議事録
- 2017/10/26(木)13:30-
- 場所:シェアハウスZEZE大阪、建築現場
- 議事録作成:株式会社スウィング 姉崎
| 確認事項
- 玄関ドアの選定仕様とコスト
- 階段下収納の仕様とコストについて
- 電気設備の変更によるコストについて
- 製作家具の詳細について
- 洗濯機・乾燥機のフィルター清掃についてご確認
※右側のメンテスペースが100mmとなる - 電気設備について現場確認
- ペンダント高さ、TVと電球の位置関係
- 階段まわりのクロスを腰壁で色を切替えることをご検討
- 共用部の仕上げについての方向性を再確認
- リビング2の手摺高さに法規上、H1100が必要となる
- 床の強化PB有無での遮音性の違いを確認
- 置き家具の予算
- 玄関近くのコミュニケーションボードの設置を取止める
- 外部サインと部屋の表記方法は、TESEN側で提示
- 次回打ち合わせ:2017/11/02(木)13:30~
| 施工打ち合わせ事項
- 小屋裏の通気の出口は、壁面にカバープレートを設置して確保する
- 巾木の納まりをアルミアングルで検討
- 玄関框まわりの納まり
- フローリング貼り方向の指示
- 館内配管経路の確認
- 点検口位置の検討
- 床下点検口の色をアルミ色、断熱タイプとする
- 床見切り
キッチン床壁、サニタリー床、WC1床、WC2前室床:SUS HL t2~3
個室床:オーク材 W20 OF ※建具下の枠面合わせ
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