【TESEN文庫 第13話】みんなの妹に私はなりたいの?

JOURNAL|TESEN

大阪シェアハウスの運営スタッフSHUです。

 

シェアハウスで働く私が気ままに連載小説を書いております。

 

「シェアハウスってどんなところ?」「どんな暮らしがあるの?」

 

この小説はそんな方へ向けて書いています。

 

ときどき実話なフィクションです。

 

一緒にシェアハウスの暮らしをのぞいてみませんか?

 

シェアハウスで起こる素敵なことが少しでも多くの人に届いたら、そして豊かな暮らしを多くの人に。

 

|前回までのお話


クリスマス、大晦日、お正月に大忙しのシェアハウス。

 

とにかくシェアハウスに引っ越してからは日常のイベントや行事ごとに敏感になっている。

 

節分や、花見に七夕、ハロウィン。

 

何かとイベントにして楽しみたいだけなのだが、全力で楽しむ。

 

一人暮らしの時は行事ごとには疎い方だった。

 

かつての私は、朝のニュースで行事について話しているアナウンサーを見て、冷たい視線を送っていたと思う。

 

しかし今では何か祝えるものはないかと日々アンテナをはっている。

 

そしてシェアハウスでは日常的に起こるイベントにくわえて、シェアメイトの誕生日がある。

 

30人規模のこのハウスでは、単純計算で12日に1回は誰かの誕生日を祝う。

 

1週間ちょっとに1回は祝い、祝われ、ケーキを食す。

 

とんだハッピー野郎といわれても否めない。

 

誕生日の日にちが近いシェアメイトは一緒に祝われる。

 

昔テレビで見た大家族バラエティでのあるシーン、誕生日が近い兄弟が一緒にケーキを半分ずつ分けるのを思い出した。

 

私たちも大家族だ。

 

年齢はそんなに離れてないけど、それぞれみんなに特徴がある。

 

お父さんっぽい人。

 

お母さんっぽい人。

 

お兄ちゃん、お姉ちゃん。

 

みんなの妹、弟。

 

やっぱり可愛がられるのは妹や弟のようなキャラの人。

 

何かあった時には頼りにされるお父さんっぽい人。

 

私はどんなキャラなんだろう?

 

どんな風に見られているのだろうか。

 

個人的にはみんなのお母さんっぽい人かなとは思うけど、みんなの妹キャラにも憧れる。

 

コロナ禍の時にみんなが集まった時の絵を描いてくれたシェアメイトがいた。

 

私の部屋に飾っている。

 

今年も終わりを迎えます。

 

人に言えること、言いたくないこと、いろいろあったけど。

 

壁にかけている家族写真は色あせない。

シェアハウスSEN OSAKAの集合写真

|前回までのお話

2021年が終わろうとしています。どこに思いをぶつけたら良いのか分からない、やるせなくも少し希望も見えた1年だった気がします。2022年もみなさんにとって素敵な一年になりますように。

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