シェアハウス設計の拘りが入居者に我が家のような愛着を生む

JOURNAL|TESEN

我が家のようなシェアハウス

建築の現場や設計者の間でよく交わされる「納まり」という言葉。

 

モノとモノの取り合う箇所という意味で使うことが多いのですが、「神は細部に宿る」の言葉どおり、全体の設計意図が納まりにも反映されます。

 

作り手の論理で「早く・間違いが目立ちにくく・手直しがし易い」ことばかりが追及された粗雑な納まりは、街に溢れています。それは同時に使う人たちへも「取りあえず」とか「交換可能」とかの、意識づけを促すものだと思います。

 

過去に設計させていただいたゲストハウス「ホステルみつわ屋大阪」でも、逃げのない美しい納まりに拘り設計しました。その結果、沢山のゲストたちから建物への関心と興味をもって頂けたと聞きました。

 

シェアハウスZEZE大阪も細部にこだわった空間が美しさと少しのピリッとした空気感を得ることができたなら、それを使う入居者さんたちにも共鳴し、美しくきれいに住んで頂けるのではないかなと。それは、我が家への愛着という言葉に置き換えられると信じています。

 

一級建築事務所

株式会社スウィング

 

一級建築事務所 株式会社スウィング

 

| シェアハウスZEZE大阪の新築工事、議事録

 

  • 2017/11/2(木)13:30~
  • 場所:シェアハウスZEZE大阪、建築現場
  • 議事録作成:株式会社スウィング 姉崎

 

美しいシェアハウス

現場監督の千早銘木の坂田さんと打ち合わせする金山先生

| 確認事項

 

  • 個室のクローゼットは、袖壁有に決定
  • 外部サインについて検討案を提示
  • キッチン横の壁のガルバリウム鋼板素地貼りの見積もりを依頼
  • TVコンセントの位置確認
  • 各個室の仕上げを次回以降で提案
  • 次回打ち合わせ:2017/11/9(木)13:30~

 

シェアハウスZEZE大阪

まだ階段が無いので脚立で上り下り。ちょっと怖い

 

| 施工打ち合わせ事項

 

  • 玄関庇の納まり
  • 玄関立ち上がり部の納まり(アングル見切を回して納める)
  • 階段・Library Livingの手すり、吊り方
    ※階段の施工図は確認できる?施工図の提示を依頼

ワクワクする新築計画

 

設計をお願いしたスイングの金山先生と姉崎先生の凄いところは、私たちにモノ作りの苦しみと楽しさを叩き込んだことです。ホステルみつわ屋大阪の設計の時には、参考になる建物を見て歩くだけではなく、ホステルに一緒に宿泊までして頂きました。

 

何度も何度も「エ!そこまでしてくれるの!」と感動をもらいました。この経験のお陰で、妥協しないモノづくり苦しみと楽しさを教えてもらいました。

 

スタッフ一同、感謝!

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